ととろ(大分県佐伯市・廃止)

大分バス(佐伯地区),軒下吊り下げ


このバス停は大分県のバス停を象徴するバス停だと思う。
偶々同名だったアニメのキャラクター看板が、何者かによって善意で置かれるという出来事からすべてが始まったこのバス停の観光地化。
それもあったのか、長大かつ過疎路線でありながら廃止を免れ続けた木浦鉱山線は昨年、廃止と相成ってしまった。…なもので、コミュニティバスのバス停とレプリカ的に移設されたものが対岸に建っています。

観光地化に到るまでこのバス停はメディアに取り上げられ、色々な貴重な証言を残すことになる。
「バス停の設置には待合スペースを作る必要があった」ということで。現在以上に厳しい条件だったのでは。

このバス停は偶然にも「ととろ」。漢字表記では「轟」。

今は公園の一角に立っているので「あの映画」感は薄れてしまっています。
まあ大分県のこの辺にはそういうバス停はうじゃうじゃあるから問題ない。

それにしても、本当にここに到達するまでが凄まじかった!!
これは実際に行ったものじゃないとわからない感覚だと思う。メジャーなバス停と侮るなかれ。
「ととろみたいなバス停?いくらでもあるよ!」
とかおれは一度も思った事がない、いつか行ってみたかった聖地だった。
このバス停がちゃんと生きているうちには到達を果たせなかったけど、ようやく巡礼を果たせたと思っています。