白丹(大分県竹田市)

大野竹田バス,軒下吊り下げ

大分軒下バス停、風前の灯火

今までたくさん扱ってきました大分の軒下バス停、もう正直絶滅危惧種となってきました。
確認しに行った「安藤」、家が無くなってました。4年前に見に行った時と記憶違いもなく。やっぱりもうあの時バス停は建て替わった後だったのでした。
結局現存してる軒下バス停は…本当に少ないよね?
正直山間部などの「見つかりやすいところ」は見つくした感。あとは地道に発見していくしかないけれど、例外的に市街地にポンと現存してる、とかいうのは正直意外に発見が難しい。そういうわけで

白丹、「しろに」と読みます。
温泉があったりします。


この錆!!
熊本との県境付近。バスも県境近くの「梅の木」まで伸びてます。

本数に関しては…うーん。


この路線、割と広い道路をずっと走るのでバス停はいたって普通に立っているんですが、白丹付近のみは旧道に入ります。
なんで軒下バス停が残ったロジック。

終点梅の木方向、熊本の方角を望む。

廃商店のわびしさよ

ここ、グーグルマップで調べた限りだと商店だったようで、2013年時点ではまだ店ののぼりだけは立っていたりします。

が、残念ながら店はやってない模様。
大分の軒下バス停って、調べ始めた当時ほとんどが商店併設だったんですよ。
ちょうど「ポツンと一軒家」というテレビ番組で、大分県を訪れた回がありまして。
家主さんが商店をやっていた理由を聞かれて
「ここはバスが走りよりましたけんね…」
とつぶやいててですね。文脈としては「バス停といえば商店が要る」というニュアンスをさらりと語られたことが結構重要で。
軒下バス停はそういう商業文化、流通スタイルがあった時代の名残なんでしょう。

この商店が大分の、軒下バス停商店の最後だったのかもしれない。
いや、何か思い出したら残ってるかもしれないんだけどね…。

軒下バス停は意外と看板は新調されてること多いんだけど、ここは古めかしいままです。

ここもいつまで残っているだろうか…。

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