越後交通,軒下吊り下げ

新潟県は立ってないバス停に驚かないのかもしれない

(この記事の写真は撮影:北ノ・2020年撮影)
北ノさんからのバス停写真整理。記事にしていないのが30近くあることが判明していて彼に申し訳がない。


新潟県第2の都市・長岡から海側に向かい、旧和島村を縦断する路線のバス停。
バスは越後線の小島谷駅へと向かう。一日4往復ほど。

長岡市内とその近郊は軽く確認すると結構小屋が立っていて、吊り下げ式にしている。
雪国だからなのか庇が高いのが特徴。雪を奥に落とすように作るものか、そうか。

この隣のバス停(グーグルより)。

同じく北ノさん撮影、栃尾市の山田町。九州人目線ではやはり庇が高い。

新潟のバス停名板独特の形。
福岡人の我々からすると「逆西鉄」。ということは新潟の方からすると、西鉄は逆さバス停に見えるのか…?

つまり逆新潟?

さて、越後交通他、新潟県内のバス会社は待合小屋の吊り下げ型がかなり残存していて、調べていくうち民家型の軒下バス停も点在しているのがわかってきた。


新潟交通、新潟市内は珍しく都市近郊に点在している。兎というかわいい名前。


越後交通を調べていて発見、あの「チャーザー村」。
林家こん平、今時の若い人は知らないか…。


頚城自動車エリアには軒下バス停も残っているようだ。

新潟かあ…こんなサイトやってるんだったら、いつかは一度行っとかんといかんのだろうな。

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越後交通,軒下吊り下げ

主流は小屋+ポールバス停

北野さんから送っていただいたバス停で、一個だけ新潟の越後交通のものがありました。

グーグルマップやら、バス停訪問系ブログを読みふけると新潟県には越後交通と頚城自動車にどうやら残存してる模様。

場所は長岡市。ここで扱ったものとしては今最北端か。

北陸ではほかに福井、石川、富山に残ってるようです。
軒下型バス停も含め、この「ポールを立てない」スタイルは本当に絶滅危惧種です。
立派な小屋があっても、バス停名と時刻表の標識は小屋外にポールを立てるのが一般的。
その勢いで小屋オンリーバス停(もしくは壁、軒下)を調べているんですが、東北地方に至ってはいまだに発見すらできていません。あんなに広いのに!!

大分県にみる小屋型バス停分布

以前ととろバス停建設の際「小屋を建てることが条件で、バス停開設に至った」という文献を目にしたことがありまして、おそらく昭和40年代くらいまでは小屋もしくは待合施設のある施設・建物が必須だったのでは、と推測したことがあります。
実際に大分の山間部のバス停は待合小屋のない場合は商店・公民館そばであることが多い。

不思議なものでこれが海沿いになると、普通のポール型が大多数だったりします。


大分には海そばを走る長大路線ローカルバスがたくさんあります。
海のそばだから錆びたり壊れやすかったりするんかな?とか、割と道路の改修が多いからその都度壊されてるんかな?とか。
ひょっとしたら海に見とれてて探しそびれているのでは説も間違いではないのかも?
とはいえ知人の乗りバス将軍ちょんびん先生曰く、
「佐伯の海のバス停は意外と普通に立っとるよ」
うーん…。

まあ、だいぶん回って肌で感じてきたことですが昔の待合室バス停が残ってるかどうかって、結局バス会社によりけりな事多いです。
大分はたまたま多く残ってるだけ、兵庫の北の全但バスもそう、奈良の奈良交通もそう…。
宮崎も熊本も長崎も普通に立ってるバス停ばっかりだしね!!むしろ、なんで大分だけなんだろうね…。

小屋型最北端、最南端

ところでこういう変わったバス停の極北地はどこかという話になると即答できます。
北海道礼文島スコトン

南は与那国島には昔は壁バス停があったっぽいんですが、今はないみたい。

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