おのみちバス,壁型,民家型

おれの尾道三部作(2作目)

結局尾道ではバス停を三つしか写真撮らなかったのですが(※あと一つは珍名)、これを聞いて
「尾道まだ軒下バス停あるよ!!」
って返事が来たら絶対次行く。でも多分、この二つだけじゃないのかなという確信もないでもなく。


狭い。この道通って、複数の路線が隣の市町村の中心に向かうバスもあるくらいのメインストリートだった時期もあるようだ。
中国バスのウィキペディア項目見ると、この路地を通るバスの光景は一番の「見どころ」であるようだ。

発見したのは同乗中のうちの嫁。これは美しい、軒下型のバス停。
まあ柱立てるような道幅じゃねえよな。

尾道の港のほう向け

山のほう向け

尾道市営バス時代最後の遺産なのかな?

ここを走る路線は旧尾道市営バスのエリアに中国バス(本社は隣の福山市)が乗り入れる形で運行されていたようだ。

味のある古看板に

市営バスの看板。

おのみちバスは市営の第三セクター移譲。運営の移譲が起きるとバス停というのは施設更新が行われるもので、大分県で軒下・壁型が大量絶滅をしたそれと同じように、おそらく生まれ変わったのであろうおのみちバスのキラキラしたルビー色の標柱が市内のあちこちに立っておられました。

ここと、隣の長江二丁目はなぜ生き残ったのであろうか。まあ生き残ってくれたことは自分のような酔狂な人間には感謝でしかないし、一度訪れただけに過ぎない異邦人にはまだ見つけられもしない生き残りがいるのでは、という希望もはらんでいるのであります…。

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おのみちバス,壁型,民家型

それは10年くらい前に見たウィキペディアに遡る

ウィキペディアで「バス停」を調べると、昔軒下のバス停出なかったっけ?
いまのその項目では最早そんなもんあったっけな感じなんですが、一応ワイも調べてみた。

んー、やっぱあるね!!
詳しくウェブアーカイブの資料を見ていると2014年の8月には差し替えられているらしいが、確かに存在した。
場所は広島県尾道市。
そして、所要(音楽事)で山口県の岩国に用事がある次の日に、夫婦で行けるチャンス到来。
行くしかねえじゃん!!という訳で行ってきました。岩国から3時間くらい下道かけて…


…うわあ、どこだよ…

事前資料とストリートビューで改めてみてみよう


事前資料はこれ。ウィキペディアのサーバ内に画像データだけ残っており、うまく検索すると閲覧可能。
そしてストリートビューである。

最近のストビュー、バス停はここと示してくれることもあるが…
これがまったくもって見当たらない。
夫婦による探索は困難を極め、またこの道路い狭いのに異様に交通量が多く。あきらめかけたその時についに発見した。

あ!!

目が合った!!

軒下バス停は建物が無くなっても死ぬ

ようやく発見、しかしこれは…

軒下ではないが、民家の壁型のバス停。

民家というかこの建物が何に使われているかはついぞわからなかった。

しかしまあ、あきれるほどに狭い。ただこの道路や路線自体はかなり尾道市内でも重要路線である。実際短い滞在でバスが2台くらい通った。
滞在時は「この建物の軒先に吊るしていたものか」と考えていたのだが、のちに調べを進めていると資料写真では隣の家の壁が今のものと異なることが判明。

…うん、車庫あるし違うよね…ということでもう少しストリートビューを見ていると

…あ。この左の空き地…
ちょっとストリートビュー動かすとわかるけど、家が一軒分駐車場になっている。
なるほど…この家に下がってた?

軒下バス停の変遷的に民家の壁に残されて存続しているのは意外。日田バスでさえもポール立てたのになあ…。
いつまでも残ってほしいです。

しかしウィキペディアに乗ってたあのバス停に会えなかったのは残念ですなあ…。

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