大野竹田バス,壁型,民家型,軒下吊り下げ

2022/11/30「バス停トーク」宜しくお願い申し上げます


あらためて宜しくお願い申し上げます。今章立ててプログラムを組んでいます。計算したら1~2時間行くんでは…。

立ってないバス停に出会った時の理想的なリアクションとは?

今年夏、とあるミュージシャンと大分県の佐伯に行ってきまして、その日は自分ともども別府の方に滞在が決まっていたので
「じゃ、帰りに行ける範囲で定点観測をしに行こう」
と思い立ちました。その方は東京の方でバス停に造詣が深いわけでもない。佐伯から大分方面に帰るすがら寄れるとなれば、豊後大野市近辺か。

という訳で岩鼻に到着。佐伯~三重~緒方と抜けてやってきました。

「ほんとだ、立ってないじゃん!珍しいねこれ!」
理想的なリアクションの同行者にこちらのボルテージも上がります。

なかなか希少種の純然たる軒下バス停。いつまでこれ残るだろうか…。

コロナもあってか本数がだいぶ渋くなりました…と思ったが、6年前の写真見たら

何も変わってなかった。それにしてもヒデエ写真だな!

そのまま高尾バス停へ

高尾、前行ったときはいい写真が全然撮れなかった。

前回撮れなかった遠景。
ごらんのとおり2車線化した箇所は、道路に面した建物の立ち退き、歩道の整備などでバス停が整備されて新調されることが多い。
この付近はストリートビューで確認できる限りこういうバス停の宝庫だったが、道路改修でかなり姿を消している。この近辺に伸びていた朝地~長湯方面の路線沿線にあったものは、廃止前にほぼ絶滅していた。

横の集落内道路の階段路地がいい味や…。

本数は2往復。田舎の典型的な通学想定ダイヤ。

「凄いね、ほぼ民家だねこれ!」
同行者も納得!!

撮ってる時のワイ。

楽しんでいただけたでしょうかと思っていたら、先日うちの妻(※その日も同行してた)の誕生日にこの方からバースデーカードが届いて、このバス停の絵が。

…なるほど、バースデーだから、バス停か…。

ストリートビューはこちら

岩鼻

高尾

全但バス,軒下吊り下げ

普通の小屋型バス停と思ったら…

(この記事の写真は撮影:北ノ・2015年撮影)
全但バス奥藤線の末端部、京都との県境近く。鬼子母神前赤花の間。
遠間で見れば普通に小屋から生えてる感じだが…


近寄って、よく見てみると

どっちに生えてんねん!!
珍しい「集積所型」。

日田バス「本城」みたいに待合室が集積場になったパターンもあれば

大野竹田バス「久保入口」みたいに仕方なく集積場に貼ったパターンもあり。

集積場そのものの軒下に貼ったパターンはここしかないと思う。
生い立ちが色々と気になってしまう。どうしてこうなったんだろう…。

ストリートビューはこちら

全但バス,民家型,終点,軒下吊り下げ

(この記事の写真は撮影:北ノ・2015年撮影)
豊岡駅から西へ、奈佐川沿いに山へ向かう目坂線の終点。

いい感じの小屋が現れる。

この奥に集落があり、バスはそこで折り返し。

ポストとポスターがいい味を出している。

下り6本・上り8本となかなかの本数。
一部便は京都との県境近い奥野まで1時間10分かけて直通している。なかなかのロングランだ。

この先は峠。
昔は峠を越えていたんかな、旧竹野町の床瀬という集落に通じている。
通じた先にもいくつかバス停があり、コミュニティバスのバス停らしきものが立っていた。

この目坂線沿線は他にもいくつか…

目坂の一つ前。

辻。

かなり街中まで下りた先の軒下案件の

福田。
他に小屋の残ってる宮井については、軒下に下がってた時代の大谷の写真と含めて後に…。

ストリートビューはこちら

奈良交通,軒下吊り下げ

旧街道のみ残る曽爾村の軒下バス停

(この記事の写真は撮影:北ノ・2020年撮影)
奈良県の三重県境近い曽爾村はすすきの原のある曽爾高原で有名で、伊勢国と大和国を結ぶ伊勢街道が横断している。
そのルートに沿った国道375号線をバスは走る。多くはポールが立っているのだが、バス路線は何度か旧国道の集落の中に飛び込んでいくので…

こういうバス停が何度か登場したりする。
曽爾に行くバスは現在「奥宇陀わくわくバス」として運営されている。引き続き奈良交通が運行していてホームページでも時刻が検索できる。日田バスの晩年の有田線みたいなものだろうか。

終点曽爾村役場も旧道の真ん中にあり、その一つ前のバス停が「曽爾」。

純然たる軒下バス停。
HPで今見られるこの周辺の路線図と少し違う路線図と分かるので、これは実物をじっくり拝見してみたい。
曽爾線は今HPには載ってないんだよね。

宅急便取り扱いの看板、大分交通のなんかでも見たな。

グーグルやSNSで「軒下」「バス停」と検索すると比較的この曽爾が出てくる。観光地近くなので普通の人々の遭遇率高いのか。
奈良もじっくり2日くらいかけて自分で撮りに行ってみたいな。2日で終わるのだろうか。

ストリートビューはこちら

大野竹田バス,軒下吊り下げ

CMか何かに使えるような景色

一直線の緩やかな坂道、歩道のない昔ながらの道、大きな木、おそらく向こうからやってくるバス…


これ、ちゃんとバス待ちしたら映える写真撮れね?

この日はどうしょうもない曇り空。

この日は残念ながら映えもクソもなかった。

実は初めて訪れた時恐ろしく晴天に恵まれ、

割と素敵な写真を撮ることが出来ていたのだった。

竹田~長湯線のバス停。かじやは三つ先。鉄道は離れた場所で、高校通学需要もありなんとか堅調を維持している模様。
だからきっとバス待ち写真も粘ればイケるだろう。

5往復。

逃げろ、こうや!!死殺されるまえに!!

ここ、弾き語りのミュージシャンの方にはPVのロケ場所候補としてお勧めできるかな。
牧歌的な絵が映えるよい場所。

旧道に入り込んだところなので、あまり交通量も多くない。

ストリートビューはこちら

全但バス,軒下吊り下げ

太川陽介チーム、痛恨の時刻表確認ミス

(この記事の写真は撮影:北ノ・2015年撮影)
最近バス旅番組をよく見ます。鬼ごっこの方の番組だったかな、ちょうどここの路線出てました。
出石で蕎麦を食べて、京都への峠を越えるべく奥藤か赤花の方に向かってたっけ。
そういえばこの先のモンゴル博物館の名前も出てきていたな…。

立派な瓦屋根の小屋。

バス旅の番組、やはり主役はバスなのでバス停がクローズアップされることはなかなかない。

こんな風情のあるバス停、自分は見逃さないんだけどね、他人からはどうでしょうかね。
まあ、自分はおそろしくグッとくるという話です…。
この景色を逃さなかった北野君はもっとすごい…。

隣の上太田も小屋+軒下


こちらは上下線ともに小屋になっていて

たまに全但バスの小屋に見られる青が映えるデザイン。

工場?の一角にあって

まるで工場の従業員出入り口のよう。

ストリートビューはこちら

※ちょっとブレイク,民家型,軒下吊り下げ

惜しくも一記事にならなかったもの特集

2枚とかピンボケ写真ばっかとか、一記事には出来んかったやつ。そういうのをまとめて。

下小竹(大分県日田市)/日田バス皿山線

皿山線は割とポールが立っているのだが、一軒だけ昔小屋が存在していた。
道路の拡幅と一緒に取り壊しになったと記憶している。
このバス停付近は2017年の豪雨災害で壊滅的な被害を受けていて、その時残っていても水害で壊れていたのでは。

何故か赤石小前の看板が下がっていた。

札町(大分県日田市)/日田バス有田線


これは正確には廃止跡。日田バス有田線は日田バスとしては運行を止めており、日田バスの車両で走ってはいるがあくまで日田市の福祉バスという形であった。札町のバス停は別の箇所に移転して、ここは使われていなかった。この次の年に訪れた時にはもう無くなってしまっていた。

三の宮(大分県日田市)/日田バス有田線


上の札町で述べた通り。福祉バスのバス停のほうが本体にあたる。

長らく倒壊寸前の小屋が県道沿いにかろうじて立っていたが、いつしか撤去されていた。

竹の首(大分県日田市)/日田バス杖立線・栃原線


現在杖立線の2往復のみと減便著しいこの区間。いくつか小屋跡が残っていた時代。
ピンぼけの時刻表の行き先は「杖立」「栃原団地」「日田」。

ストリートビューが来る前に取り壊されてしまっていた。

竹野(大分県中津市)/大交北部バス福土線

何故か1枚しか写真を撮ってない民家型バス停。写真フォルダ内で深耶馬渓エリアの中に紛れ込んでいて、延々その付近を捜索しては「早々になくなったのかな」と思い込んでいた。福土線はバス停が比較的整備されていたので完全に「見失っていた」バス停である。ストリートビューでも存在が確認できるくらい長命だったようだ。

野地入口(大分県宇佐市)/大交北部バス田所線

国道沿いに立っていた小屋のバス停。当時は民家の軒下バス停が至る所に残っていたので「小屋の軒下なんて珍しくないか…」と思っていたらあっという間に普通のポールが立ってしまった。

このバス停小屋、珍しく雨どいが付いている。小屋自体は今も残っている模様。

五明(大分県宇佐市)/大交北部バス日の岳線

ここも完全に場所を間違えて記憶していた軒下バス停。隣の沢を走る定別当線だと勘違いしてて存在をロストしていた。おまけに写真が全部ボケボケである。このころからデジカメの調子が悪くなっていた。思えばこの時期は、いろんなところに行きすぎて戦線を広げ過ぎていたな…。

ぶっちゃけストリートビューのほうがきれいな写真が確認できる。

全但バス,軒下吊り下げ

大ぶりの骨太軒先バス停

(この記事の写真は撮影:北ノ・2015年撮影)
豊岡市の円山川東岸側の県道沿い。
デカい建物の軒先に、単管パイプを使って下がっている。


大きなガレージか何かで…?

終点ではない模様。
農協か何かっぽいが確証はない。
路線は東に進み、奥野へと向かう便と出石に向かう便と。

ここら辺は豪雪地帯らしく道路には消雪パイプつきの中央線が。
これは九州にいるとなかなかお目にかかれないもので、東北のストリートビュー見てると「なんだこれ?」とずっと思っていた。
これの南限はどの辺だろう?意外にここか?

系統が多いゆえか時刻表スペースが縦に広いし、軒先バス停としては妙に大がかりで大ぶりだ…。

ストリートビューはこちら

越後交通,軒下吊り下げ

新潟県は立ってないバス停に驚かないのかもしれない

(この記事の写真は撮影:北ノ・2020年撮影)
北ノさんからのバス停写真整理。記事にしていないのが30近くあることが判明していて彼に申し訳がない。


新潟県第2の都市・長岡から海側に向かい、旧和島村を縦断する路線のバス停。
バスは越後線の小島谷駅へと向かう。一日4往復ほど。

長岡市内とその近郊は軽く確認すると結構小屋が立っていて、吊り下げ式にしている。
雪国だからなのか庇が高いのが特徴。雪を奥に落とすように作るものか、そうか。

この隣のバス停(グーグルより)。

同じく北ノさん撮影、栃尾市の山田町。九州人目線ではやはり庇が高い。

新潟のバス停名板独特の形。
福岡人の我々からすると「逆西鉄」。ということは新潟の方からすると、西鉄は逆さバス停に見えるのか…?

つまり逆新潟?

さて、越後交通他、新潟県内のバス会社は待合小屋の吊り下げ型がかなり残存していて、調べていくうち民家型の軒下バス停も点在しているのがわかってきた。


新潟交通、新潟市内は珍しく都市近郊に点在している。兎というかわいい名前。


越後交通を調べていて発見、あの「チャーザー村」。
林家こん平、今時の若い人は知らないか…。


頚城自動車エリアには軒下バス停も残っているようだ。

新潟かあ…こんなサイトやってるんだったら、いつかは一度行っとかんといかんのだろうな。

ストリートビューはこちら

全但バス,軒下吊り下げ

久しぶりに全但バスの軒下案件

(この記事の写真は撮影:北ノ・2015年撮影)
養父市。兵庫県の北部、但馬の真ん中ぐらいの位置か。
美味しそうなそばの写真が連番で出てきたが、この辺りは出石そばで有名。

養父市八鹿から石原へと向かう路線。

地名は八鹿町九鹿。一~七はどうしたのか、十以降の予定はどうなのか気になる。
このバス停近くに八鹿酒造があるとのことで、あの焼酎出してるとここの町が出自なんかと色めきだったが、偶然同名の造り酒屋のようだ。
九州のは「やつしか」と読みます。こちらは「ようか」。

カジュアルに軒下バス停があるのが全但エリア。
背の高いフォルムが梶原みたいだ。

時刻表は手前側の壁、写真の死角に貼ってあるようだ。
この石原線、末端部になればなるほど意外にちゃんとバス停ポールは立っており、自分で回っていたらさぞ拍子抜けしただろうなあ…。

ストリートビューはこちら