中六十丁(福岡県柳川市)
地図を購入して、これはというバス路線を探すのが好きだ。細い路地を明らかにくねるように走っているものを見かけて、その町へと勇んで出かける。そして、行った先ではすでに廃止。もしくは福祉バスに転換されて、真新しい標柱が立っていて風情はなし・・・
茫然自失。
ってな感じのことがあるとわかっていて、柳川に行ってきた。堀川バスという時間の止まったような路線が多い会社の路線で、つい2~3年前まで狭い路地を抜けてこの終点まで大型バスが走っていた。
で、そのいくつかの路線跡を巡りながら考えた。意外な話、バス路線の跡というのは痕跡があるものだという話。何せこの辺の道路はあまり拡幅がされていないのだ。それもそのはずでこの辺は水路が発達していて、古い家並みが漁村と同じ家の作り。通りまで家がみっちり建ってしまっているのだ。
なもので興味深いものがたくさん発見された。道路に付け足された、バスの離合ポイント。そしてそこにホーロー看板がいっぱいくっついた壁の商店。注意深く見ないとわからないが、見れば「ああ、なるほど」と思うものばかりです。
写真はそういう商店の一つ。バス停は、もうありません。
ディスカッション
コメント一覧
近日中にUPされると思いますが、「3B」というバス停、
実際に行ってみるとなんてことない場所なんですけど、
地図上で見たときにはどんな場所なのか、
非常にそそられる存在だと思います。
開拓地で小字がないという話なんですよね。
ぱっと見だと工場地帯を想起させるだけに、ギャップはありますね。
祐徳で存命だった時代は、すごくバス停の錆び具合に味があったんですがね・・・