撮ったつもりが撮ってない場所は結構ある
福岡県南部の堀川バス。
「道路地図に書いてある終点バス停に行ってみたい」というとっかかりからバス停探訪を始める人にとっては、これが格好の被写体といえよう。
まあ単純に自分がそうなだけなんだけど。
板屋。
的別当。
小椎尾。
三つとも廃止になってしまったな…。
今残ってる堀川バスの山間部路線、正直どれもオススメとしか言いようがない。
矢部川の渓谷を横目に、美しい茶畑を縫うように走るバスの車窓は最高で、羽犬塚~柴庵なんて今時1時間半と、胸やけがするくらいの所要時間もある。
ここの十籠車庫なんかも軒にぶら下がってて面白いけど昔写真撮りまくってたしどっかHDDにあるよね…
いや、待てよ?撮ってなくね?
てなわけで
行ってきました。
十籠車庫は何度でも立ち上がる
バス停部分は車庫の一角に。
十籠車庫はデカイ。いかにも昔のバス車庫といった風情である。
道路反対側。商店が並ぶ中。
このあたりは川にすぐ山が迫る地形で、平野は本当に数少ない。
そこまでしてこんな山奥に…と考える人もいるだろう。かつての人は「南側斜面」が欲しかったのでは?と思う。
十籠の周辺はそんな南向きの斜面に集落が並んでいるし、そういえば廃止になった的別当(椋谷)経由の路線もそういう集落ばかりを結んでた。
堀川バスの軒下バス停。
窓口跡。大昔は西鉄も来てたらしい…。
大分のバス停でもおなじみの軒下バス停用金具。
旧星野村、ここ20年での水害被災はかなりのもの。
ここまでの国道が陥没したり、川にえぐられたりと何度も運休や迂回運行の憂き目にあっている。
7月の熊本や大分を襲った大水害、この土地でも結構な量が降ったらしく、ここの下流域で斜面復旧工事に数か所遭遇した。
それでもこの本数維持されている堀川バス。
割と凄い経営努力だと思っている。
今気づいたことを言っていいかな?
堀川バスのマークって、カタカナの「ホ」なのか…!!
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