長崎バス,壁型,擁壁

都会の真ん中に潜む壁式バス停

長崎市の街中、バス通りとバス通りに挟まれたちょっと裏路地といった感じの道。


ここはバスは通らんだろ、って感じの市街地の狭い道なんだけど…

長崎バスのホームページで

平和町商店街。平和と名の付く通り長崎市の平和公園のほど近く。
福岡出身な人は小学校の修学旅行で行く場所でおなじみ。
時節柄思う、本当に戦争はよくない…。

反対側には普通にポールが立ってます。
ここを走るのは江平登口の江平線。訪れた時はバスには遭遇しなかったのだけど、後で調べたら普通にデカいバスが来ると知って驚いた。
中型車両とかじゃないんだ…。

こっちが壁貼りなの、歩道幅の関係だろう。
長崎バスのホームページでも紹介されてたこともあって(※現在はそのページはない)、この「省スペースバス停」もっと増えるんじゃね?と思っていた。
その後増えた新路線の類の沿線をストビューで確認したが、残念ながら意外にポール立ってた。やっぱバス停と言えばポール立ててなんぼなんかね。

長崎市は坂道の住宅地が多いのでバス需要が他の市町村に比べて高いのだが、この街ですら最近は苦境なのだそう。
新路線はこれから増えないものだろうかなあ。出来てほしいよね、ロマンあるし。

ストリートビューはこちら

伊予鉄バス,珍名,バス車庫,電柱,発見難易度高,ポール型,古バス停,地面型,壁型,小屋型

伊予鉄立岩線のバス停たち

愛媛のライブオファーがあったらなあとほぞをかんだ2021年3月。
この日廃止になった北条市の立岩線、そのバス停群はバラエティーに富んでいた。

このうち、ポール以外のものをストリートビューで確認していく。
※才の原~小山田に関しては別系統(難波経由)としてのちに取り挙げようと思っています。

北条小学校前


電柱。以前のストリートビューに切り替えると、解体された建物にバス停板が掛かっているのがわかる。ベンチもあったようだ。

中西


建屋の基礎近くに路上置き。2012年ストビューでも商店風の建物の下に直置きになっている。

正岡小学校前


民家(商店風)に板張り。

神田


商店の軒先床に直置き。

記念碑前


小屋型、バス停名板はなし。小ぶりのトタン小屋。

湯山


小屋型、バス停名板はなし。トタン小屋。

農協前


見落としそうな道路はじのサビサビの古ポールに、無理やりお知らせや時刻表が貼ってある。

立岩支所前


民家にバス停板。ベンチあり。農協前から旧道の狭隘路を走る。

立岩


ソーラー架台兼駐車場の支柱に貼りつけ。2012年時は小さい木造の駐車場小屋の支柱にくっついていた。

大遊寺


民家の擁壁下の車庫用スペース然とした場所に、時刻表がパイプ椅子の上に置かれているのが確認できる。2012年も同様。
分類するならパイプ椅子型?

中村


CB製の背の低い待合小屋。名板なし。

宮裏


2車線県道を一旦逸れた先、神社の裏にひっそりとサビサビのポールが。

小儀式


カーブの奥、桜並木のそば。サビサビのポール。

儀式


狭隘路沿いの廃商店の軒下にバス停板。キリスト看板や廃材など散乱。

宝入橋


新しめのログハウス風の小屋が立つ。名板なし。登山口。

庄府下


小さめのCB製小屋+バス停板。

庄府


終点にふさわしいバス車庫+バス停板。かつてはここより先の峠越え路線も走っていたとか。

伊予鉄バス,地面型,擁壁

バス停探しがこんなに難しいだなんて

松瀬川線のある東温市に着いたのはお昼時、国道からの分かれ道を曲がって一向に行けども行けどもバス停らしき影がない。
事前のグーグルストリートビュー予習でも大真面目に見つからず、現地に行けばわかるのではと挑んでみたのだが…


この辺なはずなんですよ!!
しばらく周辺を捜索すると…

バス停待機用に道が広がってるような気配が感じられる道路形状は怪しい。
そこに着目してみると、民家の石垣上に何かが見えてきた。

同行した嫁が絶句。
「これは、間違い探しか何かの一種?」

このフォルム、大分交通樋桶山線の舞野を彷彿とさせている。

伊予鉄バスの松瀬川線はフリー乗降路線なのだそう。バス停意味あるんだろうかな、どうなんだろうか。

バス停の名前、全然わからんじゃないか…当日結局わからぬまま。
時刻表の右下に書いてあったのを後日になって確認。
久々にハードなバス停探索が味わえたのであった。

ストリートビューはこちら

北九州市営バス,壁型,擁壁,道路構造物一体型

狭隘+高低差の凶悪な住宅街でのバス停探し

知人経由で「この辺に壁型バス停あるよ」みたいな情報を受けてやってきた、福岡県北九州市若松区の住宅街。
事前に見た地図からすれば、駅の裏の山肌に広がった普通の住宅街に見えたけど…本当に長崎の裏手の住宅街かと思った。
とっ散らかったような住宅街の急勾配の裏路地をぐるぐる回ってやっと発見。

あった!!

おそらくこの周辺の住人のごみ集積場所の一角に、バス停看板も鎮座している。


バスは右の道に進むが、最終的には左の急こう配を登った先の方角へとさらに上の住宅地に向かう。

知られざる坂の街・北九州

北九州市はそこそこ平地もあるとはいえ実は大きな川がなく。
まとまった平地的な市街地は小倉北区の紫川近辺や、若松区の港周辺、八幡西区の洞海湾奥ぐらいだろうか。
あとはほとんどが丘陵地や斜面地の住宅街。
海岸沿いの平地に立った工場群のための住宅街が発展したということで、ほぼほぼ長崎のそれのような発展の仕方をしている。
ただ丘陵地が多いので、急斜面の箇所は比較的少ないのではあるが…。

そういった斜面地住宅街の交通弱者の買い物用に作られた路線。
路線図的には終端部分にループ線が設けてある格好で、ここを通過して若松駅方面に折り返す格好。

他のバス停はこの板に描かれた形のポールが立っている。
「貼る」を前提にした素敵なデザイン。

この付近にはほかに2か所くらいこの形状のバス停を発見した。とにかく道が狭い!怖い!!
もう、ここを撮ったとこで勘弁してください…。
あ、バスはハイエースが来ます。

ストリートビューはこちら


まだバス停はない!!

長崎バス,壁型,擁壁,道路構造物一体型

生まれるべくして生まれた感ある壁型バス停

長崎市と言えば?と質問をされた場合、皆カステラだの今日も雨だの三遊亭小遊三こと福山雅治を思い出す人が大半だと思います。
これがバスを愛する人々(※意味深な表現)になると一斉に
「長崎と言えば狭隘路線!!」
になるのは必定なもので、その狭隘路線ってなんじゃいって話です。
ざっくり言えば「おい、このバスこんな細い道通るんか?大丈夫か!?」ってなる路線の意味。

長崎の道路事情は壮絶です。斜面地に家がぎっしり立ち並んでおり、歩道のない二車線道路をうねうねと登って行くような集落や、ニュータウンはざらにあります。当然ですがそれらの道路をバスが縫うように走っていく。
学生の頃長崎に住んでいたのですが、生憎いたのは割と平地を結ぶ路線沿い(時津)であり、それらの路線に乗る機会なぞほとんどはなかったのですが。一度だけ親戚のうちに遊びに行くのに西町~虹ヶ丘~滑石の路線には(わざわざ選んで)乗りました。今も変わらぬらしいヤバい路線です。
こちらは江平線、かなり長崎市街地の山の上の方に登っていく路線です。

そしてよく擁壁を見てみると

まさしく壁バス停!!
だいぶ前の長崎バスの公式サイトで実はこのバス停は紹介されてまして、
「近年の道路事情を鑑み、安全性を考えて省スペース型のバス停を数か所作りました」
省スペース。いい響きです。


あー、これ確かにバス停の柱を立てるのに置くスペースがない。
路側帯(白線の車道より外の部分)、大体の道路で0.5mあるんだけど、側溝の幅から見ると0.45mくらいしかないのでは?
こうなると、柱自体が歩行者の障害物になるとみなされて、設置の認可が下りなくなると判断されてもおかしくない。

しかし、長崎バスってどんな狭い道にも割とバス停だけドンと立ってるもので。
最初このバス停を探そうってなる人にとっては、予備知識ゼロだとビックリするんじゃなかろうか…。

流石長崎市内のバスで、本数はそこそこあります。
長崎バスの壁式のバス停は今のところこの路線だけにあるものしか把握していない。
本当にこの路線だけなのだろうか?
それとも今後増えるのか?

ストリートビューはこちら

筑前町地域巡回バス,電柱,壁型,擁壁

バス停の名前はざっくりしていないといけない

以前紹介した「神ノ原貯水槽前」のバス停名、かなりモヤっとくるものがある。
そのモヤッとの正体って何だろう?
バス停の名前の王道「〇〇前」の〇〇に入るには、「貯水槽」は微妙じゃないか?という話です。
個人商店でギリギリ、貯水槽はバス停の名前を背負うには微妙に格が足りないのでは…と。
このもやっとするギリギリ、いくつか集めて今後このブログで紹介しようかとも考えています。

今日のはそのもやもやの境界より少し、ざっくりラインより下のほうにあるバス停です。
嫁と南のほうに出かけた時に発見。電信柱貼り付けの時点で、名前以前に特殊案件。

草生した防火水槽、いいねー!!ナイス田舎!!

いや、この名前。
ふ…付近。
付近て!!

コミュニティバスのバス停名には期待大

平成から日本中にできたコミバスですが、バス停名はかなりフランクというか適当なものも散見されるようになり。
いわゆる「珍名バス停」を収集する人々にとっては
「これは、何が『面白い』の基準か見極める時代になったぞ…」
と戦々恐々ではないでしょうか。

一応筑前町のコミバス路線表を見たところ、これレベルのモヤモヤするネーミングは「玉虫お寺前」辺りだろうか…(※個人の感想です)。
さて、このバス停なんと生意気にも。

道路の反対側が…

民家の壁式!!

しかし付近交差点!!

しかしバス停オーラゼロの一角だ…まあまだ歴史の浅いコミュニティバスなんてそんなもんだなあ…。

ストリートビューはこちら

大分バス(佐伯地区),擁壁,道路構造物一体型


うむ、立っておるな。
と侮ってはいけない。グーグルマップで見たら怖ろしく圧倒されるバス停だった。

見よ、この法面吹き付け工!!

下から見上げるとなかなか壮大。
こういう斜面対策の構造物と一体化させて待合所を作る例というのは実はあんまりありません。
道路ののり面台帳的にはこの部位はどうなっているんだろう…。
待合所がテトリスで微妙に残ったブロックみたいになってるのが面白い。

かなり遠巻きで。あの山の上からブロック落ちてくるんやな・・・

太宰府市コミュニティ・まほろば号,壁型,擁壁,終点


醍醐バス停なくなってんじゃん!!
と思ったのが去年。

うーん、このへんにあったはずが見つからない。醍醐寮なんてあるんだ…

でもこの場所をちょっと下った辺りに、同じような道路上の地形が存在していて。

無事再発見。こないだ始発地の五条駅辺りでバスを見かけましたが、結構満員で繁盛してました。

そしてこの付近をくまなく捜してみると・・・

!!!

こんなとこにバス停があったとは!!

自分の徒歩圏内で3年越しにバス停を発見するという体験はなかなか出来まい。

この駐車場を使って折り返すよう。そういえばここ、折り返しようのない袋小路道路をどう折り返すか謎だったんだ。
謎も解決!!

このマミーズまほろば号連歌屋地域線、バス停自体には路線表がないんです。市役所のサイトしかないという。
なので現地に行ってバス停を「探しに行く」のをオススメします。
天満宮に程近いので観光気分で行けます。

日田バス,発見難易度高,壁型,小屋型,擁壁,民家型

塚田!!

本城!!

東方!!

鍵野!!

エースぞろいだった本城線、ほかにもいくつか写真があるのでお蔵だし。

もうこの4つの前では霞んでしまっていた迫の久保。

わき道に入らないと発見できなかった栃井。秋に行くとイチョウが綺麗。

本城線のあった辺りには、天瀬温泉の源泉を使った銭湯があります。ここが超穴場。安くて庶民的で体にいい。

「塚田温泉センター」。

廃止になったのは2~3年前かな。
末期の運行状況がこれではやむなしか。

大分交通・大交北部バス,壁型,擁壁,道路構造物一体型


バス停写真を撮り始めて気がついたんだが、大分交通や日田バスのある時期以前の形のバス停標識は、標柱に取り付けられるのを想定していない造りになっている。
軒先や、待合所にくっつける用の金具というのがあって、それに取り付ける設計はなされているようだが、標柱に改めてくっつけるというのはどうも難しい・・・というか、めんどくさいっぽい。

舞野」のほかにも、他のサイトでこんな例もあったりするから多分そうだろう。ちなみにそちらのサイトに紹介されている場所は自分も行った。残念ながら、新たに付け替えられていた。(しかしバス停2つくらい見つけ切れなかったんだけど、大分交通は「標柱無し」がごくまれにあるのよね・・・)

・・・で、このバス停の場合。
その金具ごと、石垣に練りこんでいます。
道路に面してた宅地をかさ上げして、石垣擁壁を建てたっぽいのはわかるとして。
そこにあった待合室のものか。それか、通りに面してた家の軒下にあったものか。

なんだか、石垣から生えてるように見えます。