道路が付け変わっていて、気付きにくい感じの場所。
大通りから見えるとこからは、コミバスのバス停だけが見えるように見せかけて・・・
よくみると軒下バス停が!しかも現☆役!!
豊後大野、ことさら緒方付近には軒下ものが二つ、壁ものが二つ残っていてパラダイス。
道路改修があったあとは大抵立て直す事が多いんだけど、よく生き残ったなあ。
お店か何かだったのだろうか…
新道からはコミバスの新しいもののほうしか見えません、正直。
ここは実はコミバスも大分バスもどっこいどっこいの本数。うまい具合に時間帯が分かれてて妙に棲みわけをしているけど、多分運賃は違うんだろうな。
両家(大分県豊後大野市)
田の口(大分県玖珠町・廃止・2016再訪)
交通情報では「九州横断自動車道霧のため…」でおなじみの地点付近。
もう、下道でも川霧が凄いのなんの。
そんな霧の中久しぶりの顔を見に行きましたよ。
廃止になってもう10年以上は経過しているのでしょうが、外す予定は特にないようです。
そういえばこの支線の終点のプレート、鉄道マニアショップに売りに出されてたなあ…
ここは健在。残していていただいてる、という感謝の心を胸に抱きつつ撮影。ごっつぁんです。
写真撮ってるうちに霧も晴れるだろと思ったけど、ここの霧はもう相変わらずすんごいですなー。結局1時間くらいは晴れなかったな。
堀畑口(兵庫県養父市)
「ナニコレ珍百景」で、奈良の軒下バス停が紹介されたときこの家の人は
「こんなんうちもぶらさがっとるで」
とつぶやいたに違いないこのバス停なのですが、
地図で見るとこのバス停、交通の要衝的に結構大物。路線の分岐に当たる大事な場所。
この写真の角度で見るとわかるか。右に分かれ道見えますよね?まあバス停の名前の通り堀畑方面に行く方角、なわけですけど。ここで曲がれっちゅうやつですね。もち、分岐点。
分岐点。
うーん、
もう、バス停が見つけやすくあれとか、どうでもいいんじゃないかな。
この家の住人はどうやら植物を育てるのが大変ご趣味のようです。
頑張ってください!!
うちのオフクロはプランター泥棒にさんざ盗まれて心が折れました!!
軒下というレアさもあるけどさ、こんな分岐点感ない分岐点も珍しい…。
代(大分県豊後大野市・廃止)
このバス停と言えば、ハンズマンさんという方のバス停ブログを見てください。存命中の写真。
バス停トークでご了承を得てさんざネタにしていただいておる次第なのですが。
ちゃんと行ってきました!!
軒下のバス停のプレートは、近づいてみるとなんとこの家の方が独自に表札に塗り替えてなさって、粋な残し方をしておりました。
(※画像は加工しています)
ここに軒下のバス停が下がってた、という記憶はちゃんと残るという。
熊本地震の影響か、土砂崩れのおかげでこの集落に入るためには壮絶な迂回路を通らなくてはならず。
迂回路途中に漫画みたいな二択を迫られる分かれ道(※ノーヒント)があったりドキドキの旅。
当然バス停なんて廃止になって3年。手がかりなし、てさぐれ森の中の細い県道。
この集落が見つかったとき、
「ラピュタは本当にあったんだ!!」
ぐらいの気持ちになりましたとも。ええ。
本当に凄いとこにたどり着いた感。
この支線を全部折り返して、さらに大白谷という熊本県境近い奥地までバスは向かっていたと訊きます。
現役末期時はこの辺(道路右あたり)に柱が立ってて、軒下のバス停は使ってなかったそうです。
意味はないけど、せっかくなんでおれも上から写真撮ってみた。いまやバスが来る気、全然しない山の中…。
森井(兵庫県豊岡市)
バス停小屋を探しているとこの上の写真のように一見バス停小屋かな?と思わせといて
「あー、お堂のほうかー!」
ってなる事がある。
というかこれはあるある。何度騙されたか!!
もうだったら最初から一緒にしちゃわね?
という発想なのかは知らないんですがまあ本当に一緒になってます。有難い反面、なんとなくかたじけない気持ちも半分…。
ここ、結構本数が多くて9往復出てます。千客万来、ありがたや~。
意外かもしれないんですが大分は待合室とお堂が一緒になってるのは見かけた事がないなあ…。
お堂はないけど、地蔵や石仏に寄り添っているのは結構見かけたのですが。
夫婦岩(国東市)
殿町(日田市)
県民性かなあ。
相原(大分県竹田市)
巨大道路構造物+バス停の組み合わせは卑怯なんである。
もうこの一角に入る直前から凄いの出てくるのは、予測できてた。
なもので、どの角度から撮っても
どの角度から撮っても
どの角度から撮っても
美しいのは当然だし、たまたまいい感じで柿が下がってた。渋そうですなー(※余計なこと言わない)
トンネルの向こう側から来るとまた美しくて。大分って、地質のこともあり断崖絶壁が非常に多い。なのでこんな大掛かりなモルタル吹き付けの壁がいたるところにあります。いや、こういった斜面自体のスケールが、本当にでかい。
このトンネル素掘りじゃないよね?
そしてそこを抜けると
うーん、やっぱり美しい。
この日の取材旅行で一二を争う感動だったこのバス停。大分には、ととろが待ってそうなバス停はまだまだこんなにいっぱいあるんです。美しかった。ただただ美しかった。
失われたバス停たち
グーグルマップでしこたまロケハンをして臨んだ今回の旅でしたが、いろんな理由でなくなっていたバス停がありました。
そりゃあビフォーアフターで比較写真撮ればわかりやすくもなるけどさ、遠いとこまで行って…の落胆たるや!!
中学校前(大分県竹田市)
道が拡幅されて建物がなくなってました。
これが朝一番、最初に見に行きたかったとこだったんですよ!!
その落胆たるや!!
南田原(大分県佐伯市)
ととろの隣。まあこれは事前情報があったのでそこまで落胆はなし。
でもやっぱり生きているうちに見たかった、というのは感じます。いろんな意味で。
久保(大分県竹田市)
これがちょっと予想外。終点までは古いバス停ばかりで楽しかったんですよ。
これから刷新が始まる直前だったのかなー、と。
福園(大分県佐伯市)
今回最大のがっかりポイント。新道のほうに町営住宅が出来たらしく、バスがそちらを迂回するためだけにこのバス停だけを廃止にしたらしい、と住人の方から情報を得る。なんと風情のある軒下バス停を…。これははっきりと大分バスにも訴えたい、大きな損失であると。グーグルマップで眺めるだけでも美しい…。
夏栗口(兵庫県豊岡市)
勝手口!!
これは凄い。表札ともいいがたい形で住宅と共存しておられる。
場所は兵庫県豊岡市日高町の旧道。ストリートビュー、通ってないけどバス停マークだけは付いてた。
さて1年ぶりに本格更新したので、すっかり中断していたのですがこれを撮っていただいた友人みやじゅうさん(※わけあって改名)は現在こんな愉快なブログをしております。
バス停取材旅行裏話
最終的に木浦鉱山まで行った先日の大分取材旅行は
この長湯温泉を足がかりに2泊2日(初日夜出発)で行くつもりだったのです。
計画を立てた時点で
「こりゃ、竹田でやりすぎてつまづくな」
と考えました。また最初に向かった雉ヶ平線が全施設新設というテンション駄々下がりのスタートで
「竹田もうだめズラァ!!深追い禁止ズラ!!」
おれの心の中の国木田花丸(※詳しくはラブライブ!サンシャイン!!で調べてください)が言っている。
というわけで竹田や三重町などをかなり端折りました。
ここにどうしても向かいたかったんですね。
いやいや、手垢が付いたネタでしょうよ、ととろなんて、と思う向きがあるかもしれません。
うちは貧乏なので格安レンタカーのお世話になってます。
ちょうど身内の闘病中本当にお世話になってねえ。
2~3日の入院が2~4週間に一度発生するわけ。入退院のとき、タクシー代よりはるかに安いんだもの。
色々あって落ち着いて。そうだ旅に出よう。
レンタカー会社の人が、この旅の始まりのときに聞いてきた。
「いやー、しばらく来なかったでしょ。また病院ですか」
その時はもうとてもとても憔悴しきってた時期。
色々会話はあったのだけど、うっかり行く先を
「大分の山奥へ」(※間違ってはいない)
(※おれのイメージする素敵な大分の山奥)
と言ってしまったばかりに店員さんが真剣な表情で
「…必ず、帰ってきてください!!」
ものすごい勢いで、アンジャッシュのすれ違いコント並みに勘違いされてしまった。
咄嗟に一般人にもとっつきやすいととろのバス停の話をして、このバス停の写真だけは絶対に撮って帰ってこようと誓ったのでした。
帰って見せて、むしろその店員さんにウケたのはなんとこっちのバス停だった・・・。
欅原(福岡県宮若市)
バス停小屋の維持管理というのは
大分「古いものを大事に」
福岡「スクラップ&ビルド」もしくは「徹底放置」
と県民性が見事に分かれるところだなあと思うわけですが、ここはもう大事に大事に徹底放置されてる感がいつもします。変な日本語かもしれないが行けば理由がわかる。
社宅、いっぱいあったんだろうな~。
農村の地名由来みたいな名前ですが、元炭鉱街の社宅の真ん中のバス停といった風情です。
もと商店だったのか。
中、スゲエ落書きだらけです。これも県民性なのかなー。まあ学生感丸出しで、いい感じですけれど。それも味か。
HDD掘ってたらもっと昔のも出てきました。ガラケー時代に撮ったやつかなー。
まあ、変わらないといえば変わらないか。