さいかい交通,ポール型

おさかなバス停第三章「またしてもあらかぶ」

今泊蛎ノ浦に続くおさかなシリーズ第3弾である。
しかしその種類は鯛・あらかぶ・あらかぶ・Wあらかぶと著しくバリエーションのバランスが悪い。


そんなツッコミもどこ吹く風ののんきなかぶやん

旧崎戸町エリア、崎戸島にあります。
バス路線的にはここは2車線道路から分け入った「旧道」みたいな路地になっていて、そこからさらに旧炭鉱住宅団地方面に分け入って折り返して戻ってくるなどする。乗りバス的にはアトラクションがいっぱいの区域だ。

この付近は崎戸炭鉱があったところ。炭鉱記念公園の裏手にバス停は位置している。

昭和45年の炭鉱閉山後、この付近の炭鉱住宅は姿を消してしまったようだ。景色は森におおわれて、すっかり静まり返っている。

崎戸島の魚バス停の中でもおそらくこれが一番見つけにくいのでは?

あらかぶ、煮つけの手間がかかるんだよな…

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臼津交通,古バス停,民家型

分け入った旧道同士の合流点に…

ツイッター経由で知って、佐伯に行った帰りに寄った場所。
大分県中部の臼杵市から山間部の豊後大野市の三重町まではかつて国鉄バス臼三線が走っており、野津市(旧国鉄バス野津駅)を経由する幹線道路を主に走っていた。大分バスは臼杵石仏から別れてその南側の県道を乙見経由で進んでいて、王子という集落の分かれ道から野津市まで経路を延ばす格好になっていた。現在は臼三線はJRバスから大分バス系列の臼津交通・大野竹田バスに継承されている。
ネットのウェブアーカイブでギリ見られる2004年ごろの時刻表を確認すると、3往復ほどがここを通過していていた。


分岐点とは言うが、こんな細い道3本の合流点であった。

臼津交通のバス停、全般的に真新しく古いポールはあまり見当たらない印象。

さて、このバス停の前には酒屋が一軒あるのだが…

自販機の上に

おそらく民家の軒下のものであったらしいバス停板が残っている。
ここはちゃんとバス停の場所でもあるしこれが掲示されても問題はない。
大変珍しい古バス停。

アイドルマスターシンデレラガールズ、略してデレマス。
そこまでしか知らない。

こういう「民家の軒先型の撤去されるべきものが奇跡的に残ってる」みたいなの、ひょんなことで流れてくる情報以外で仕入れるのは難しかろうなあと。月の俣再訪)、田の口なんかが近いか。
ここ一度行ったことあるんだよね。初見でそこまでわかるわけがないので…。

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伊予鉄バス,バス車庫,電柱,発見難易度高,廃止跡,ポール型,古バス停,地面型,壁型,小屋型

伊予鉄立岩線のバス停たち

愛媛のライブオファーがあったらなあとほぞをかんだ2021年3月。
この日廃止になった北条市の立岩線、そのバス停群はバラエティーに富んでいた。

このうち、ポール以外のものをストリートビューで確認していく。
※才の原~小山田に関しては別系統(難波経由)としてのちに取り挙げようと思っています。

北条小学校前


電柱。以前のストリートビューに切り替えると、解体された建物にバス停板が掛かっているのがわかる。ベンチもあったようだ。

中西


建屋の基礎近くに路上置き。2012年ストビューでも商店風の建物の下に直置きになっている。

正岡小学校前


民家(商店風)に板張り。

神田


商店の軒先床に直置き。

記念碑前


小屋型、バス停名板はなし。小ぶりのトタン小屋。

湯山


小屋型、バス停名板はなし。トタン小屋。

農協前


見落としそうな道路はじのサビサビの古ポールに、無理やりお知らせや時刻表が貼ってある。

立岩支所前


民家にバス停板。ベンチあり。農協前から旧道の狭隘路を走る。

立岩


ソーラー架台兼駐車場の支柱に貼りつけ。2012年時は小さい木造の駐車場小屋の支柱にくっついていた。

大遊寺


民家の擁壁下の車庫用スペース然とした場所に、時刻表がパイプ椅子の上に置かれているのが確認できる。2012年も同様。
分類するならパイプ椅子型?

中村


CB製の背の低い待合小屋。名板なし。

宮裏


2車線県道を一旦逸れた先、神社の裏にひっそりとサビサビのポールが。

小儀式


カーブの奥、桜並木のそば。サビサビのポール。

儀式


狭隘路沿いの廃商店の軒下にバス停板。キリスト看板や廃材など散乱。

宝入橋


新しめのログハウス風の小屋が立つ。名板なし。登山口。

庄府下


小さめのCB製小屋+バス停板。

庄府


終点にふさわしいバス車庫+バス停板。かつてはここより先の峠越え路線も走っていたとか。

産交バス,古バス停,小屋型,限界椅子

想定外の旅で想定外の発見

去年の12月末に熊本にライブ旅行に行った帰りのこと。
その日は雪模様で、阿蘇を見て日田方面に抜けようと考えていたが凍結を避けて国道三号線まで下りて、大牟田の知り合いの店に行くため山鹿から南関近くを通っていくことにした。

やや?
熊本の産交バスのバス停は、ポールの管理が行き届いている印象。

そういえば、待合小屋はあまり見かけないなあ…

これが入ってみると

うわあ

激渋!!

素晴らしい調度品たち!!

熊本市の北、植木から菊水を結ぶ路線の途中。本数は5往復ほど。

念のため調べてみたが熊本に該当しそうな業者はいなかった。

限界椅子その1。
さすがに座るのは怖い。

限界椅子その2。
限界を超えている…。

まもろう、交通道徳。
翔龍もハゲも…

最初スルーしようと思ったんだけど、思い立って引き返してまで寄ってよかった。

こんな木造の宝箱みたいなバス停、まだまだ知らんだけで日本中にあるんだろうな。

行きずりで写真を撮ったので、地勢的にどういう場所なのかよくわからぬまま後にして、大牟田に向かった。

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伊予鉄バス,古バス停

木のバス停は思っているより案外少ない

伊予鉄のバス停、松山市市街地は細身で背の高い特徴的なポールが立っている。
しかし山を越えた久万高原町の山間部に入ると…


久万から東に伸びる山間部線は現在上直瀬線・河ノ内線・面河線の3つで、一番最初に別れて山の集落に伸びていくのが河ノ内線。

この沿線はポールも立っているが、いくつか木製の柱が立っている。

伊予鉄の特徴的なこのオレンジのバス停板は、平成終わり辺りまでの伊予鉄ローカル線大量廃止期まで山間部を中心に点在していたようだ。民家の軒下や壁に貼られていたもののほか、このような木製柱+バス停板もいくつか認められた。さすがに木だけあって耐久性は低く、現役のものは損傷しているものが多かった。それでも今年の来訪時いくつか見ることができた。

久万にある中学校や高校への通学用を想定したようなダイヤ。

よくぞ現役でこんな木のバス停が、と驚かざるを得ない…。

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西鉄バス・福岡市内,古バス停

懐かし系バス停看板

西鉄バスのバス停は厚みがあってなかなか頼もしい。これは他の地方に行くと実感する。

宗像市の赤間駅前の次のバス停。もうすぐ終点の赤間営業所。

…これは?

見る人が見たら「あれ?」と思うデザイン。
相当古い形式が珍しく残っている。
真ん中のスポンサー枠を強調する青色枠が太いバージョンは、昭和50年代後半くらいによく見たもの。

西鉄バスのバス停看板の歴史(※自分の憶えている範囲で)


西鉄バスのバス停には、丸看板と独特の角丸のものと2種類がある。
物心ついたころ(昭和50年代中ごろ)はこの丸看板から角丸看板の移行期であり、郊外に行かないと丸は残っていなかったと記憶している。

ごくまれに吊り下げ小屋のバス停も存在していた。看板は丸を使っていたが、末期の渕ノ上は角丸だったような記憶がある。

角丸になった理由を考えていたが、下半分に系統を入れるためではないかと。

空白部分には、ここにはおびたたしく廃止路線を書き込んだ跡が残っている。
西鉄バスはとにかく系統が多い。
経路の変更の頻度も高い。
ここでは「光陽台4丁目」「波止場」(神湊波止場か)等の文字が入っていました。

三郎丸バス停の反対側。
比較的最近のものらしく西鉄ロゴが新しい。

右の行き先の空白は75番直方方面か。

そういえばこんな電照系のバス停もあったな…。よく劣化して割れてた。
自分は北九州とか大牟田とかのバス停までは把握できていないし、どこかに残ってるかどうかはわからない。
もちろんこの青地枠の大きいのも、ここ以外どこかにいるかもしれない。

割と「いつのまにか無くなって後悔しそう」と思っているバス停の一つです。上で述べた吊り下げ式最後のバス停はまさにそれで。
思い立って写真撮っといてよかった。

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大分交通・大交北部バス,ガードレール,ポール型,古バス停,崩壊系,道路構造物一体型

大分屈指の秘境路線のその後

かつて大分交通北部バスが中津市(旧耶馬渓町エリア)で運行していた樋桶山線。
朝上り1本、夕方下り1本の行って帰れないタイプの一日1往復運行。
そして中途のバス停は錆び落ちていたり

ガードレールに雑に括り付けられたり

果ては路肩に放置されたりと。

おおよそ5年程前に廃止になったこの路線、中津市のコミュニティバスとして存続はしています。
本数も一日三往復と大幅アップです!!


ビフォー


アフター


凄い!!ちゃんと立ってる!!

なお3本あるとはいうんですが、「金曜日」の文字通り一週間に3本です。
この耶馬渓地区コミュニティバス、日替わりでいろんな方面にバスが運行されるシステムですね。

初めて来た時度肝を抜いたこの終点も今は立派です。

折り返し場、当時からかなり手狭です。

もう行って帰れないダイヤとは言わせない…金曜日だけだけど。

この調子で途中のバス停も見てみよう


首が折れていると評判であった中の原。


綺麗です。白い花も祝福しています。

まあ、立派になって…。


バス停が完全に崩壊していた舞野。


コミュニティバスのバス停は置かれなくなっていた。

ちょっと離れた個所に新しい別のバス停が立っています。


擁壁に埋め込まれたバス停、下越。


撤去です。ここも現在バス停はなし。

バス停は本当に何もなくなるもんですねー。

こんな感じでくっついていました。


ガードレールバス停、二瀬。


…まあ、当たり前っちゃなんなんですけど何もないですな!!

一応橋の名前で確認。

家に帰って調べると、二瀬のバス停自体は存在してるようです。

ストリートビューで見ると圧巻

ここのバス停群はなかなかストリートビューで見ると圧巻で、ぜひずっと上まで辿りながらバス停を見つけてほしい。
2021年現在、まだ2013年のものが使われており現役時代のバス停が観れる。

都会ほど変化はめまぐるしくはないけれど、少しづつ工場が出来ていたり下流にカフェが出来てたりと、変わりゆく景色もあります。

西鉄バス・福岡市内,小屋型,限界椅子

限界椅子シリーズ第3弾である

限界椅子シリーズ、極北のバス停椅子シリーズ。

中鹿口

大亀

国道495号線、いわゆる旧国道3号線として福岡~北九州間の幹線として活躍を続けてきた道路。
ここを走るバス路線は西鉄バス栄光の20番系統、北九州・門司(田野浦)~福岡・西新営業所の末裔である福岡市内線26番系統であり、今もなお鉄道平行線でありながら平日40往復ほどが走っている。


ここの地形はそんなに標高は高くはないが峠になっていて、国道のほか鹿児島本線も掘割で抜けていく。
バス停があるのは峠の尾根に当たる場所。

付近にはコンクリート工場や会社など。家はないがなぜか公衆電話はある。

割と趣は寂れた田舎の終点バス停っぽいのだが

意外とある本数に驚く。
ここから先の宗像市エリア、鉄道駅の場所と役所などがある場所が全く離れていて、この26番を使ったほうがはるかに便利なんですね。
実際この沿線を通りがかってバス停を目にすると、バス待ちをしている人を見かける事は多い。

超名物「灰色のソファー」

さて主題である。このバス停の名物…

この古いタイプの待合小屋、粕屋郡~宗像エリアにかけてみられるコンクリートブロック製のもの。
福岡市内でも福岡空港近くのバス停にいくつか残っている。
多分頑丈だからね…。

これである。この道を通るといつも気になる、名物のソファー!!

いつからあるのか記憶が定かじゃないが、そういえば昔からある、と記憶している。
灰色なのか、それとも白が汚れてこうなったのか今回初めて確認した。

間違いない、汚れだ。排気ガス系。
なかなかの限界椅子っぷりである。

とはいえこのバス停の、いやこの赤間線のシンボルである(本当か?)。
しばらくここは路線も健全で廃止になることはないとは思うが、いつまでもこのソファーには鎮座していただきたいものである。

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長崎県営バス,ポール型

色とりどりのフルーツバス停大集合!!インスタ映え必至!!

こんにちは!管理人のニシジマオです!
今日は、長崎県諫早市にありますフルーツバス停を訪問しちゃいました!
なんとこの場所、フルーツの形をした待合所がなんと26基もあるんですよ!

とかいうノリでやっているブログって偉いよな…。

いや、卑屈ではないんだけどあんな風なノリで書くのはどうも苦手です…。

国道沿いのバス停、結局撮りに行ったときはいくつかは飛ばしました。

一回で全部撮ってしまうのはなんか気恥ずかしいな、という気分になったのはあります。
大抵後々「全部撮っておけばよかった」と後悔するもんなんですけどね!!

小長井の小深井バス停。

県営バスが多い理由に、並行する長崎本線の電車はほとんど特急電車。
普通電車の本数は極めて少なくバス需要はそこそこあるようで。
そして長崎県民、比較的バスに乗るので…

そんなわけでこの国道沿いの待合室群はしっかり実用的にも使われています。
撮影するときは地元の人に気を付けて…

このバス停のきっかけ、長崎旅博って何

長崎旅博はバブル期の日本で起きた『博覧会ブーム』にあやかって行われたものの一つです。
かなり後発で行われ、札幌市などいくつかの失敗例が出たこともあり開催に不安視はあったものの。
結局入場者数は目標以上(150万→188万)を達成していまして、このバス停群みたいな落とし子も生まれた結果に。

そういえば旅博の年って自分にとっては受験の年で、博覧会どころかまともに休みがない毎日だったもんなー。
ただテレビCMはよく覚えています。
「私、ここにいます~」とか懐かしい。

さて実はフルーツバス停群、2個だけ枝線「山茶花高原線」のほうに設置されていたりします。

そのうち一つがここ。

バス停の反対側に…

ここだけ一際デカイ。

大きさの理由なのかはわかりませんが、ここは

あのスーパーにあるバカでかいゼリーのメーカー「たらみ」の工場が。
でっかいもんなあ、あれ!!

支線なんだけど割と本数あんのよね!!

フルーツバス停、写真撮るときは一時駐車等、細心の注意を払ってください。歩道であっても道路です。
くれぐれも地元の方の邪魔にならないように、そしてバスの運行に支障を出さないように…。

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さいかい交通,ポール型

長崎お魚シリーズ(2)

小長井のフルーツバス停に対して全く知られていないお魚シリーズ。
こっちは旧西彼杵郡崎戸町。
西彼杵半島の北端から先、さらに海を二本の橋で渡った果てなので、なかなか通りがかりでも行かない場所になる。
これがまた正直遠い。

まず大島に渡って腹ごしらえ。

大島ラーメンはややあっさり目のスープに中太麺が絡む独特の豚骨ラーメン。
わざわざ訪れる価値ありです。

バス停群があるのは大島からさらに一つ橋を渡った崎戸島。
かつては炭鉱、そして現在造船所があり、社宅街とその職場を結ぶ公共交通インフラが発達しているのがこの大島と崎戸島の特徴。
昔ながらの漁業も盛んで、崎戸島の中心地は割と漁師町の佇まい。

前回の今泊は鯛だが

さてこちらの魚はアラカブ。

崎戸町の旧役場そば。

この島が大島大橋で本土と繋がったのは平成11年と結構最近のこと。運行系統もいまだに大島~崎戸島内で完結する路線がほとんど。

こちらのものは公式上ではWアラカブ。2基がつながったような形をしておられる。ここの魚シリーズは合計4基あるのだが、鯛・アラカブ(1)・アラカブ(2)・Wアラカブ恐ろしいほどのアラカブ推しなのである。まあ確かに煮付けにすると旨い。

役場のほか小学校が近くにあり、ここから先の崎戸本郷方面なんかは地形的に歩くと厳しい道路(歩道の狭い長い橋梁とか)で、小学生はこのバス停使ってそうだな…

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